家族の暖かい眼差しの中、やり遂げた人形劇
1ヵ月半の長い取り組みの成果をかけて、年長組の人形劇が12月5日、ホールの特設舞台で行われました。両親はもとより兄弟姉妹、祖父母、家族みんなの暑いまなざしを受け止めて、子どもたちは力いっぱい演じ切りました。劇を終えた後の自己紹介も一人ひとり、人形を高くかざして、「〇〇をやった〇〇です」と堂々と言えました。舞台に戻ったとき、どの子もやり遂げた歓喜と安堵に美しい笑顔でした。なかには涙ぐむ子もいました。ほんとにがんばったね。クラスのみんな素敵だったよ、とお父さん・お母さんの暖かい拍手に包まれて、この子たちはいま、とても幸せです。
らいおん組 「かちかちやま」

本番が近づくにつれ・・・「明日本番だよね」「まちがえたら、どうしよう」「自己紹介やだな!」「緊張するな!」
とか心配なことをポツリポツリ言う子もいて
「大丈夫だよ。失敗したって、間違えたっていいし、みんなで楽しんでやればいいんだよ」と確認して本番を迎えました。
30名全員の出席がなによりでした。
何日か前に「うっちゃんは何もやらないでんでしょ」と言われてしまい、「先生だってはじまりのあいさつがあるんだよ! やだなあ~緊張するな!」と言うと、「もう大人なんだからちゃんとできるでしょう」とか、「昨年はどうだったの? できたの?」といった具合。
本番前も、うっちゃん(担任)は、いろんなもの(大道具や小道具のこと)ホールに持って行くの忘れないこと(練習の時も忘れ物があって)、セリフの書いてある大学ノート。「これは持って行かなくていいの?」「たぬきの舟がこわれるといかないからガムテープ持って行く?」などと心配してくれ、「グループのメンバー表ぼくが持って行くから」。(担任がぬけていると こどもがしっかりしてきますね)。
ホールに行く前にいつもやっている発声練習。ドレミの歌をきれいにうたって、今日もいい声でてるとホールへ向かいました。入り口に置いてある自分のお母さんの靴を「あった!あった!」と確認している子もいて、そ~っと舞台裏へ。「ドキドキするね やっぱり緊張してきた」。みんなくっつき合って エイエイオー!と気合を入れてはじまりです。
始まったら、今まで「やっぱりドキドキしてきた」と言っていたのに、いつも以上に張り切って同じ役どうし目で合図したり、ちっちゃい声で教え合ったり、子どもたち一人ひとりが力を重ねあい、ひとつの劇へとどんどんつなげて進めていくのです。
この人形劇でみんなが得たものはまさしくこれだなと、何度も何度も感動しました。一人ひとりがとっても可愛かったです。自己紹介が終わって舞台裏へすべりこんでくる一人ひとりの表情がとってもかわいくていい顔でした。
「すげ~2000人くらいいた」。たくさんのたくさんのあったかいあったかい拍手、りがとうございました。 (らいおん組クラス新聞 2009年12月8日)
ぞう組 「めっきらもっきらどーんどん」

人形劇、感動でしたね! 土曜日は人形劇にお越し頂きまして、ありがとうございました。
一人ひとりが緊張しながらも、最後までクラスの仲間と頑張ってくれました! 実は結構みんな緊張していたんですよね。部屋で「きんちょうするー」「どうしよーう」と。(たぶん私が一番ドキドキでした・・・ 実際にかみましたね)
子どもたちには「失敗しても、セリフがわからなくなっても、大きな声をだしておいで! あと、楽しんでくるんだよ!」と言って送り出しました。
すると、ゆいちゃんが手に「100書いて!」…それをゴクンとのみこみました。他の子全員もゴクン!
「よっしゃー!」と気合が入り……そして本番!
Aグループも、Bグループも本当によく声が出ていて、かっこよかったです。最初に歌を歌いましたが、お父さんお母さんが歌って下さり、裏舞台では子どもたちはとてもうれしそうに、ニコニコしていましたよ。低い声があったり、高い声があったりで、耳をすまし、あの時にきっと緊張がほどけ、リラックスできた時だったと思います。
おもちのなる木をひと呼吸おいて、やっていましたね。とれない子たちが必死にずっととろうとしていましたが…実は、セリフ作りの時にはない言葉も舞台稽古をしている間に増えていき、ぞう組のオリジナルな部分もみられたかと思います。
そして最後の自己紹介は、目立ってかっこよく、たくましさが舞台そでからみられました。手をしっかりあげて、前をしっかり見つめて、大きな声で自己紹介。きっと緊張していたのにも関わらず、”やったぜ!”とやりきった思いをお母さんお父さんに伝えたようでしたよね。自己紹介が終わった後の舞台裏を走りきるニコニコの笑顔は、”やりきった”"安心感”が顔からにじみ出ていました。
短かったようで長かった人形劇の取り組み。クラスの仲間と悩んだり考えたり喜びあったり・・・1日1日が本当に充実した毎日で、その中で子ども一人ひとりが成長しあえたと思います。仲間と支えあい、助け合い、そんな仲間がいる子どもたちは幸せですね。
部屋に戻ってきて、オレンジジュースで乾杯です。みんなで最後に・・・バンザーイ! (ぞう組クラス新聞 2009年12月7日)
くま組 「かにむかし」

子どもたちの舞台裏の声聞こえてきましたか? 小さな声で友だちにセリフを終えしてあげていたり、「次〇〇だよー」なんて進めている子がいたり、「せーの!」なんて息を合わせている子がいたり。子どもたちはというと、お客さんが笑ったり驚いたり、反応してくれることを楽しんでいました。観せているという意識がしっかりあるんですよね。
子がにの仲間がどんどん増えていくにつれて、勢いが増していきましたね。それぞれの役がその役らしい動きをしていたんですよ。かには横歩き、ぱんぱんぐりはコロコロ、はちはふわふわ動かしてぶーんぶん、牛の糞はぺたりぺたり、はぜ棒はトントン、石臼はどすんどすん、サルはいたずらっぽくあばれる・・・。それぞれの役のイメージがしっかりあるからやれるんですよね。 一人ひとりが主役でしたね。担任はというと・・・舞台裏で「いいぞ! いいぞ!」と子どもたちを応援していただけなんですよ。
自己紹介もよかったですね。やりきった達成感・満足感ですごーくいい顔をしていました。生き生きとキラキラしていた子どもたちでした。あのときに初めて、あれだけのお客さんがいたことを実感するので、動揺した子もいましたが、堂々と自己紹介していましたね。自己紹介のとき「ごろりごろり」「ころころ」なんて役になりきって出てきたアイディアは、そういちろう君のアイディアだったんです。最後のお客さんへの挨拶にしようと話したのは、るき
なちゃん。
10月の下旬から始まった人形劇の取り組み。「〇〇がいい!」「××がいい!」「〇〇はどお?」「〇〇しようよ!」と子どもたちがいろいろ意見やアイディアを出して作り上げた、くま組の「かにむかし」。丁寧に話し合いをしてきたらクラスの共通理解になり、こんなにいい人形劇ができたんだと思います。今回は学級閉鎖があったり、全員出席の日がなかなかなかったり・・・練習する回数が少なかった気もしますが、本番が一番にできていました。 子どもたちの力ってすごいですね!
部屋に戻って、ジュースで乾杯。おやつもパクパク。「ドキドキしたー」とうれしそうに話していた子どもたちでした。当日、とうい君がお休みでした。本当に残念・・・とうい君が元気になったら また人形劇をやりたいなーと思っています。 (くま組クラス新聞 2009年12月8日)
きりん組 「ざりがにのおうさま まっかちん」

きりん組はくま組の後です。みんなを集めて「みんな緊張している?」と聞くと「緊張しているよ」という声が多かったですが、顔は笑顔です。(はなちゃんは、「いつもどおりやれぱいいんだよ」と自分に言い聞かせていました) 。緊張のあまり声が出ないといけないので、みんなの大好ぎな「まっかな秋」を歌ったら、いつもの倍以上の大きな声で歌っているのです。「これなら大丈夫」とその時思いましたね。しばらく待っていると、内山先生が「そろそろだ
よ」と呼びに来たのです…。
A班をつれて、舞台裏に入りました。いよいよ本番がはじまります。私はAチーム、Bチームともみんなを集め、「とにかく楽しく元気よく声だけ出そう」とアドバイスし、小さい声で「がんばるぞ! エイエイエオ!」とみんなで掛け声をかけました。そしていよいよ「人形劇がはじまるよ一!」の声でスタートです。このセリフは本当に大好きで、ごのセリフだけは、練習をはじめて行った時から大きな声でした。(このかけ声で少しジーンときてしまいました。)
のぞみちゃん、お父さんが「お父さん、うんと大きい”まかちん”を
釣ってきてね!」と大きな声で一安心。その後は、同じ役の子同士「せ一の」でセリフを合わせてから言ったりしていました。一番驚いたのは、途中、止まる事がほとんどなく、それぞれの役の子が、自分の出番をしっかり把握して、すらすらセリフを言っていた事です。(数日前までは考えられない事でした)色々な役の子が、順番に言う場面でも見事にいっていました。
また、少し止まってしまっても、「次は~ちゃんだよ」「~っていうんだよ」と分かっている子が数人で囲んですぐに教えてあげていました。また、昨日までは裏でふざけたり、フラフラする子も数人いたのですが、今日は誰一人そんな子はいません。「子ども達は、ちゃんと本番を分かっているのだな~」と思いました。ザリガニを釣る揚面でのアドリブも、思い思いに言えていたと思います。途中、私の顔を現る子が何人もいたので、私が指と最高の笑顔で『グー』をしてあげると、安心したのかにっこり微笑んで、また前を向いて人形を動がしていました。(私は劇の間、大道具や小道具を動かしていただけで、95%は子ども達自身で進めていたんですよ)。
なにより緊張しながらも、演じている時の顔は最高に嬉しそうで、生き生きとしていた事で「憧れの人形劇を心から楽しんでいる…」本当にそう思いました。そして、それは大人が押し付けた人形劇ではなく、長い取り絶みの一つ一つを自分達で取り組んでぎたからこそ、ごんなにも素晴らしい表情で演じる事が出来るのだろうなと思いました。
最後まで演じた後には、その場で全員抱きしめてあげたい気持ちでした。そのくらい素晴らしかったです。お世辞でもなんでもなくて、今日が一番素晴らしかったです! 最後は、大好きな自己紹介。劇よりも白己紹介の方が好きで、ホールや部屋で練習する時など、何回も繰り返し自己紹介をしたり、部屋で人形を使って自己紹介をして遊んでいる場面をよく見かけるぐらいでした。 (きりん組クラス新聞 2009年12月7日)
人形劇を創る感動の取り組み
12月5日に発表する人形劇の題材(絵本)が決まりました。
くま組 「かにむかし」
ぞう組 「めっきらもっきらどーんどん」
きりん組 「ざりがにのおうさま まっかちん」
らいおん組 「かちかちやま」
題材(絵本が決まるまで)
2学期最後の一大イベント、人形劇。毎日やることが盛りだくさんです。子どもたちはやる気満々です。おうちでも話を聞いてあげたり、一緒に考えたりしみて下さいね。
題材は「かにむかし」に決まりました。他の3クラスが決まって行くのに、なかなか決まらないくま組。少人数でも「やだ!○○がいい!」と譲らずに頑張っていた子が多かったように思います。最終的に残ったのは3つ。それぞれおもしといところややってみたい理由を聞いてみました。
『オオカミと7匹の子やぎ』
・なんかやりたい ・楽しいから ・一番小さい子やぎが食べられないから ・オオカミのところが面白い ・子やぎをやりたいから
『ぶたのたね』
・ぶたの種で、ぶたがなるのが不思議。こんなことない ・ぞうがドスンドスンする所が面白い ・オオカミが火をつける所が面白い ・ブタがアッカンベーする所が面白い ・オオカミよりブタの方が走るのが速いのが
面白い ・キツネの研究所が面白い ・オオカミの驚いた目がいい。
『かにむかし』
・棒は普通、動かないのに動くから不思議(他の登場人物も)・かにが喋れるのも不思議 ・サルが潰されるのも不思議 ・サルが嘘付いてのが面白い ・柿の所で採ってくれるってゆったのに採ってくれなかった ・カニが死んだのが可愛そう ・前の大きい組がやったの見てやりたかった ・サルが牛の糞を踏んですべって…(最後のやり取りが面白い)・山に住んでるサルが家に住んでるから不思議 ・柿の芽や木が「ちょんぎられてはたまらん」とか喋るのが不思議 ・サルとかには、何で柿が好きなの? ・カニが家に住んでるのが不思議
等々、それぞれ沢山意見を出してくれました。7匹の子やぎをやりたかった こうちゃん・ももちゃんがカニむかしに移り、ブタの種vsかにむかし。「やっぱりブタの種にしよう~かな~」「2人じゃ可愛そうだからブタのたねにする」。なんて、数人が移ったりもしましたが、圧倒的にかにむかしの方が多い。
「かにむかし」にしちゃおうよ、なんて言う子もいました。多数決で決めてしまえば、すぐに決まるんですけどもね…。けれど、くま組29人の人形劇、全員が納得してやりたいですよね。両方のペープサートをやってみると、みきちゃんが「かにむかし」に移動。そして次の日、とうとうゆうすけ君も「かにむかしでいいよ」と言ってくれたんです。みんなで「ありがとう」とお礼をしました。悔しい悔しいゆうすけ君ですが、今は「かにむかし」に気持ちが向いています。
こうやって最後まで自分の思いを言えるってすごい事ですよね。
役決め
題材が決まれば、次は役決めです。でもその前にそれぞれの登場人物の人柄を話し合い、それぞれの役のイメージをふくらせてみました。
お母さんがに
・怒ってないから優しい ・川とか海に住んでるのになんで家?
子ガニ
・だんご作るからすごい ・サルのばんばに行くのがすごい ・サルのばんばの道をよく知ってるね。(はぜ棒が道を教えてくれたんじゃない?背が高いから遠くまで見えるんじゃん。けど、はぜ棒がくるまでは?)
・0才、2才、3才、8才 ・1才、4才、 生まれたばっかりだから、0才だよ。 ・0才だけど勇気を振り絞って行ったんだよ。
・お母さんの為に頑張った ・お母さんが死んじゃったから敵討ち
ぱんぱんぐり
・何で仲間になってくれなかったのかな? ・子ガニが1人じゃかわいそうだから ・けど、子ガニはいっぱいいるよ。 ・ぱんぱんぐりがいないとサルをやっつけられないから ・役に立つと思ったから ・くりもサルも悪い事されたんじゃない?
はぜ棒
・お母さん殺された ・藁とかけられたんじゃない? ・倒された ・のこぎりで切られたんじゃない? ・はぜ棒と石臼は仲良し
牛の糞
・お母さん殺された ・サルに踏まれた ・牛の糞がいるのを知っているのにわざと踏んだ ・ポイッて捨てられた ・トイレに流された ・牧場にいた牛を殺した ・サルが蹴って飛んでった
はち
・お母さん殺された ・蜂蜜を盗まれた ・蜂の巣をつなげられた
石臼
・お母さん殺
された ・サルが石臼を割った ・サルに投げ飛ばされた ・餅を食べられた ・みんなに餅をあげよーとしているのにサルに青い柿を投げられた
サル
・悪い奴・欲張り・嘘ついてる ・赤い柿を全部食べたかったから嘘をついた ・なんで青い柿をカニに投げたのかな? (「普通口で言うよね。うるさいって言えばいいのに」なんて言っていました。)
・カニがうるさいから ・青い柿は食べられないから投げた ・他のサルがやっつけて来いッて命令した ・全部食べたかったから ・おなかが空いてたから ・どうしてサルは家に住んでるんだろう? ・動物園から逃げて来た ・動物園がムカついたんじゃない ・ゾウがパオーンッてうるさかったんだよ ・動物園を壊して、その木で家を造った ・高い木に登ってジャンプして逃げた ・けど、飼育員が入るから逃げられないよ ・頭良いから逃げたんだよ
などなど話はつきません。どれが答えという訳ではなく、ああじゃない?こうじゃない?とイメージを膨らませ、話し合って行く中で、全員の共通理解になっていくんですよね。
そして、役が決まりました。役も多いので、子ガニに沢山集中して、移動してくれる子もいました。どの役も必要で大切な役。それぞれの役がいないと出来ないんですよね。そんな話もしてみました。人形劇の洋服は、16日(月)までです。子どもと相談しても良いですよね。宜しくお願いします。(くま組クラス新聞 2009年11月5日)
和紙から作る紙ねんど
台本選びと並行して紙ねんどを作ります。半紙を細かくちぎってmたらいの水につけました。
5日間、水に浸して、たっぷり水分を吸わせ、正体がなくなるほど、おかゆ状態になった和紙を、たらいごとみんなでよいしょ、よいしょとベランダに運びました。それを大きなザルの中にザーっと移して、水を流します。次ぎにおかゆ状の和紙を団子に丸めて、水分を絞ります。絞ったら、今度はそれをボロボロにほぐします。グループの仲間とポップコーンのように細かくボロボロにほぐすのです。これは根気が必要で、結構たいへんです。

同時進行で、フノリをちぎります。浅い海の岩盤にくっついて生えている階層で作った布海苔…たたみいわしのようにバリバリにくっついている干しノリです。これを細かくちぎって、とろ火で煮溶かしてハチミツのようになるまで、焦げないように常にかき混ぜて煮溶かします。最後に、ポップコーンのようになった和紙と、煮溶かしたフノリを混ぜ合わせて、紙ねんどが出来上がりました。
これだけでは滑らかな紙ねんどにはなりません。よく混ぜ合わせるのはもちろんですが、手をグーにして、叩くようにして和紙とフノリをなじませていくのです。
「へんな臭い}「気持ち悪い」「やりたくないね」なんて、ぺちゃぺちゃしゃべりながら、グループのみんなで仕上げます。…紙ねんどなんて買えば簡単なんですが、本当に手間暇かけて、まさしく根気とのんきが必要な作業でした。
人形の土台づくり
毎日毎日ちょっとづつ人形づくりを進めていて、子どもたちは新しい課題に挑戦しています。人形の土台づくりは、まずハガキをくるくると丸めて、人さし指がスポンスポンと入るように首を作ります。紙ねんどがつくときゅっと締まるので、何度も何度も合わせます。ブカブカすぎてもピッタシすぎてもダメ!その加減がムズカシイのです。
次は新聞紙半分をやさしくやさしくクシャクシャにして、柔らかくなったら型を作っていきます。絵本を見てそれぞれの役の特徴をつかみ、型で表現していくのですが…子どもたちの小っちゃな手で、初めての経験という事もあり、とても大変でした。もっともっと大変だったのが頭と首をくっつける作業。片方の手で型を持って、もう片方の手で粘着テープを巻いて固定するので、とてもむずかしくてむずかしくて。みんな必死でやっていました。
先生「ウッちゃんは大人だからどんどん出来ちゃうけど、みんなは今日初めてだから失敗しながら出来るようになるんだよ。新聞もハガキもいっぱい用意してあるから、失敗しても大丈夫だよ」。子どもたち「そうだよね。もう何十回もやってるんだもんね!」
ズバリ核心をつかれたりしながら、またやり直せばいいと何回も教えると無事に最後まで頑張れました。時にはヒーヒー言いながら苦労を覚えるのも大切です。(らいおん組クラス新聞 2009年11月6日)
5日、人形の土台作りを行いました。いよいよ本格的な人形作りがスタートです。最初に、それぞれの役の特徴を話し合いました。
「たくやは、坊主だから、たに君やはるや君みだいだね」「お父さんは、めがねかけているよ」「のぞみちゃんは後ろに髪の毛を結わいているよ」「えっちゃん先生も同じだね」「わかなちゃんは、ぼさぼさだ」「はるこちゃんは、ちかちゃんぐらいの髪の毛だね」。などなど…中にはクラスの子をイメージした意見もでました。
その後は、基本となる形を作りました。
1、半分の新聞紙をくちゃくちゃに丸めて、その後、指で穴をあけます。
2、作った首のハガキを刺しこみます。
3、紙粘替テープを新聞紙が見えなくなるまでぐるぐる巻きます。
この時に上手く首と頭をくっつけなければいけないのです。苦労しながらも、なんとかつなげて巻く事が出来ました。
その後は個人個人の役作りです。絵本を参考にしながら作っていきましたが、子ども役の子は、そんなに付属部分がないので、どの子も比較的スムーズに完成していました。それでも、それぞ.れ頭の形や大きさも違うし、のぞみのゆわいている髪の毛をつけたり、はるこちゃんの髪型を真似したりと個性が出ていました。はるかちゃんは、絵本を何回も見ては確認していましたね。
なにより一番苦労したのはザリガニの子でず。他の役の子はいなくなってもザリガニの子は一人も完成しません。かなり苦労していました。針金や割り箸を使いながらすごい集中力で作っていました。(本当にもくもくと作っているのです)。
4人とも70分以上かかり、最後のけんたろう君が終わったのは、作り始めてから80分以上かかっていました。終わった後、4人ともやりとげだ満足感の顔で、「終わった~」と言っていました。
給食の時、『どうだった?』と聞いてみたら、「楽しかった!」「疲れたけど面白かった!』『早く粘士をつけたいよ~」という声があちこちからあがっていましだ。つばさ君は、「家ではテープ巻きすぎて過ぎて怒られちゃうけど、今日は好きなだけ巻けて楽しかった」なんて言っていましたよ。子ども達の楽しんでいる事がよく分かり、嬉かったですね。 ( きりん組クラス新聞 2009年11月9日)
紙ねんどをつけて人形のカシラ作り

本格的な手づくり紙ねんどと古新聞で作った土台が出来上がったので、ついに人形作りに進みました。
まず、それぞれの役の人形の特徴を、それぞれが感じていることを言ってもらい確認してから、紙ねんどをつけました。大切なことは、紙ねんどをつけただけでは、乾くとポロッと落ちてしまうから、よく指で伸ばしながらくっつけるんだよと、ポイントを説明して製作にとりかかりました。この手づくり紙ねんどはすぐれもので、思うように行かなくて失敗しても、またやり直して、何回もやり直しができるのです。
古新聞の土台の上に直接目や耳、ヒゲをつける子がいます。まず顔に紙ねんどをつけて、そこに目や耳をつけてねと声をかけると、「あっ、そうだった。はずそう」…みんなやりながら分かっていくという感じで、自分でよく考えながらやっていました。ねんどをポツンとつけただけでは、乾いたときにポロッと落ちてしまうので、そこを丁寧にやって、頑張ってもらいました。
紙ねんどを少しずつペタペタと貼りつけての人形作りは、自分の作りたいイメージが一人ひとりの中にちゃんとあるんですね。絵本を見たり、友だちのを見たりしながら、自分自分のイメージで、すごくいい感じです。と同時に、手指がとてもよく動いているからこそ作れるんだと見とれています。
できたばかりのときは、まだたっぷり水分を含んでいて、重いこと、重いこと! 「こんなに重くて人形劇できるのかな?」という子もいました。うわぁ、重い。ひっくり返る。でも、天気がよかったので、カラカラに乾き、和紙と古新聞の重さになり、形はきゅっとしまって、これがまた何とも味のある作品になりました。買った紙ねんどではこうはいかないのです。 (らいおん組クラス新聞 2009年11月9日&11月11日)
人形の色塗り
乾いた人形を手に取り、「かるーい」、「なんかふわふわしているよ」と感動していました。そうなんです。水分が飛んで、きゅーっと縮まったのです。紙ねんどをつけた時のようなベタベタ感はありません。「すげー!」と、とても嬉しそうに指にはめて、「こんにちは」や拍手をしていました。
いよいよその人形の色塗りです。役のグループごとに分かれて、絵本を見て、顔の色をグループごとに確認しました。
「おたからまんちんは、肌色」「かんたも」「しっかかもっかかは、肌色っぽい。オレンジっぽい」「もんもんびゃっこは、白に黄色が混じっている」などと発見しました。
「では、どうやったら肌色ができるかな?」と質問すると、「おれんじに白を混ぜる」と答えが返ってきました。…残念。そのにはオレンジ色の絵具はありません。すると、よしき君、ゆうた君が「赤と黄色を混ぜるとオレンジになるよ」と教えてくれ、「それに白を混ぜれば肌色!」…すごいですね。よく知っています。
色の作り方が分かった上で、パレットに赤、黄色、白、茶などを入れました。入れ終わるや、「やっていい?」の連発。やりはじめると、それまでのざわめきがウソのように、人形と向かい合い、色作りに集中しました。でも色作りは何とも難しく、思った色が作れなくて洗い流し、もう一度挑戦、といった場面が見られました。子どもたちのこだわりが強く感じられました。小さい組が見学に来て声をかけられても、「おう」と言うだけ。そんな姿に小さい組の子は息をゴクン。…たんぽぽ組に戻ってから「大きい組ってすごいね」「ぼくたちにはできないよね」などと言っていたそうです。あこがれの一歩かな。
口を尖らしてしまうほどの集中力、真剣なまなざしで塗っているのですが、表面が凸凹で、白い穴が塗れません。そこで「少し水を入れて、横にシャッシャッでなく、筆の先でツンツンしてごらん」と助言しました。だんだん白い紙ねんどが見えなくなってきました。「終わったァ!」と持ってきたのを見ると、あごの下が真っ白。「下からも見てごらん」「そっか」。
塗り始めて1時間。どんどん塗りあがるころになると、真剣さから、”楽しんで色づけしている”という姿が見られました。



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